日頃、皆さまから多くお寄せいただくご質問について、YouTube動画内でシリーズとしてお答えしております。 第2回は「カテーテルアブレーションってどんな手術?」というご質問にお答えします。
本編は以下のYouTube動画でご覧いただけます。


カテーテルアブレーションとは?
カテーテルアブレーションとは、不整脈の原因となっている場所や、そのメカニズム(電気の回路)を明らかにし、カテーテルという細い管をその原因部分に進めていって、心筋(心臓の筋肉)を焼灼(しょうしゃく:熱などで処置すること)して治療する手術をいいます。
この治療(焼灼)の方法には、いくつか種類があります。
- 高周波カテーテルアブレーション
もっとも歴史があり、実績のある代表的な方法です。カテーテルの先端(直径約3.5mm)から電気を流し、電気の摩擦熱によって心筋を大体80℃くらいに熱して、5mmほど焼灼します。 - クライオアブレーション
熱を加えるのではなく、逆に冷やす(冷凍凝固する)ことによって心筋を治療する方法です。 - パルスフィールドアブレーション
最近登場した新しい方法です。非常に短い時間に強い電流を流すことで、心筋細胞に小さな穴を開けて細胞を死にいたらしめる(治療する)方法です。


手術中に痛みはあるの?
「手術中に痛みはあるの?」と不安に思われる方も多いと思いますが、手術中に痛みは起こり得ます。
心臓の筋肉(心筋)自体には、痛みを感じる「痛点」がありません。しかし、心臓を覆っている「心外膜(しんがいまく)」という膜は痛点だらけです。心筋の薄いところは数ミリしかないため、高周波の熱(約80℃)が膜に伝わると痛みを感じてしまいます。
- 当院が「原則 全身麻酔」で治療を行う理由
昔は局所麻酔で行われることが多く、患者さんは手術中の強い痛みと格闘しなければなりませんでした。これは患者さんにとって非常に苦痛(まるで拷問のようなもの)です。そのため、当院では局所麻酔ではなく、原則として「全身麻酔」で治療を行っています。


入院期間はどのくらいですか?
入院期間は、対象とする不整脈の程度や種類によって少し変わります。
- 比較的軽い不整脈の場合
2泊3日 〜 3泊4日 程度 - 心房細動などの場合
3泊4日 〜 4泊5日 程度
※これらはあくまで目安であり、実際の入院期間は患者さんの状態や経過によって総合的に判断します。


最後に
今回は「カテーテルアブレーションってどんな手術?」について簡単にお話ししました。
東京ハートリズムクリニックのYouTubeチャンネルでは、不整脈に関するさまざまな疑問について、桑原大志院長がわかりやすくお答えする「桑原院長のQ&Aシリーズ」を公開しております。ご興味のある方は、下記リンクよりぜひご覧ください。
- 桑原院長のQAシリーズ(YouTube)
当院は不整脈診療に特化し、専門的な検査・治療から術後のサポートまで一貫して対応しています。不整脈に関する不安や症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
※本ページは一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療を示すものではありません。
症状のある方は医療機関にご相談ください。

