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アップルウオッチ きれいに心電図を記録する2つのコツ

アップルウオッチ きれいに心電図を記録する2つのコツ

アップルウオッチの心電図を送って頂ければ、当院で診断して返答するサービスを行っています。これによって、たくさんの方で不整脈が早期発見され、実際の治療に役立っています。しかし、中には心電図がきれいに記録できておらず、診断に苦慮することがあります。ここでアップルウオッチの心電図をきれいに記録するコツを2つお示しします。

1つ目のコツは、心電図を記録する時に、時計を挟んだ指を動かさないということです。記録中に指もしくは時計をはめた腕が動いてしまうと、心電図の基線と呼ばれる部分が上下に動いてしまい、大事な部分がかき消されてしまいます(下の心電図の左の部分)。

2つめのコツは、時計を腕から外し、時計の背面を左乳輪の下(女性ならば左乳房の下)に当てて記録するです(下図)。

通常はアップルウオッチを腕にはめたまま、記録して頂いて構いません。しかし、それでは、人によって心電図の波の高さが小さくてはっきりせず、診断が難しい場合があります。そういう方は、上の写真のように記録していただけると、心電図の波の高さが大きくなって見やすくなり、正確な診断が可能となります。

(上段が時計を腕にはめて記録した心電図で下段が胸に当てて記録したものです。心電図の波の高さが大きくなっているのが分かります。心房波と呼ばれる小さい波も大きくなるので、心房細動かどうかの診断も容易となります。) 

どうぞ、動悸や不整脈でお悩みの方はお気軽に心電図を送ってください。送り先はこちらです。