心疾患への不安と現実
「心疾患」と聞くと、多くの方はとても不安を感じられると思います。
実際、心筋梗塞は今でも発作を起こした方の約3割が命を落とすと言われています。街中にAED(自動体外式除細動器)が設置されているのも、それだけ心臓発作が多いからです。
命に直結しない不整脈も
ただし、心筋梗塞で誘発される重篤な不整脈をのぞけば、多くの不整脈は命に直結することはまれです。たとえば「動悸」を訴えて受診した患者さんのうち、約半数が不整脈と診断されます。その中で心房細動はおよそ4人に1人程度とされています。さらに、動悸を主訴に来院された患者さんを1年間追跡しても、命に関わる不整脈に至るのは1%程度にすぎません。
生活の快適さを取り戻すために
つまり「不整脈=すぐに危険」というわけではありません。一方で「死ななければよい」というものでもなく、動悸や息切れがあると日常生活の質は大きく損なわれてしまいます。東京ハートリズムクリニックは、不整脈の診断と治療を専門とするクリニックです。私たちは「不整脈とうまく付き合いながら、生活の快適さを取り戻す」ことを大切にし、患者さん一人ひとりに合った治療を提供しています。


