第2章 原因、メカニズム

第3節 心房細動時の電気の流れ

第3節 心房細動時の電気の流れ

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心房細動中、1分間に500〜600回も興奮する心房細動起源は、心房の中で点として存在します。一個の心筋細胞なのか、複数の心筋細胞が集まっているのか不明ですが、数mm以下の点として存在します。

この心房細動起源は、他の心房も高頻度に興奮させます。しかし、興奮させられる方の心房は、心房細動起源と同じような頻度では興奮できず、200〜300回/分程度の頻度です。この興奮頻度が少なく伝導することを、専門用語で減衰伝導といいます。

この200〜300回/分の心房興奮に、全く規則性はありません。その際、心房が興奮する様子を外から見ると、細かく震えているように動いています。まさに心房が細動しています。細かく震えながら動く心房では、血液はスムーズに流れていかず、心房の各所でよどみ始めます。よどんだ血液は、固まり始め、血栓となります。これが脳の動脈に詰まると、脳梗塞を引き起こします。

頻度が200〜300回/分の心房興奮は、最終的には、房室結節に到達します。房室結節では、電気興奮の伝播速度が極めて遅いので、かなりの心房興奮が打ち消され、結果的に心室に伝わる際は、100〜200回/分の電気的興奮まで落ちています。

つまり、500〜600回/分の興奮も、心室に到達するさいには、100〜200回/分の興奮頻度に落ちているということです(図3)。

生物学的に考えて、心筋の固まりである心室が、心房細動起源と同じように500〜600回/分で興奮していたら、あっという間に、心臓は疲弊し、動きを止めてしまうでしょう。心臓の中には、そうならないためのシステムが備わっています。神がそういうシステムを創ったのか、そういうシステムを持っている人類のみが生きながらえたのか。人体の神秘に畏敬の念を抱かざるをえません。

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