日頃、皆さまから多くお寄せいただくご質問について、YouTube動画内でシリーズとしてお答えしています。今回は『血圧の正体!なぜ下だけ高いとヤバいのか?』について解説します。
本編は以下のYouTube動画でご覧いただけます。
上の血圧・下の血圧が高いことのリスク
Q. 血圧の「上」や「下」が高いと、体にどのような問題が起きるのですか?
Q. 血圧の「上」や「下」が高いと、体にどのような問題が起きるのですか?
A. 上の血圧(収縮期血圧:心臓が縮んで血液を送り出したときの圧力)が高い状態は、主に動脈硬化(どうみゃくこうか:血管が硬く、もろくなる状態)が原因で起こることが多く見られます。
血圧が高いということは、慢性的に血管へ高い負担をかけている状態です。これを放置すると血管が徐々に傷み、将来的に深刻な疾患につながる危険性が高まります。
一方で、下の血圧(拡張期血圧:心臓が膨らんで血液を蓄えているときの圧力)が高い場合も、血管に負担がかかっていることに変わりはありません。上の血圧ほど直接的で大きなリスクではないと言われることもありますが、決して無視してはいけないサインです。
A. 上の血圧(収縮期血圧:心臓が縮んで血液を送り出したときの圧力)が高い状態は、主に動脈硬化(どうみゃくこうか:血管が硬く、もろくなる状態)が原因で起こることが多く見られます。
血圧が高いということは、慢性的に血管へ高い負担をかけている状態です。これを放置すると血管が徐々に傷み、将来的に深刻な疾患につながる危険性が高まります。
一方で、下の血圧(拡張期血圧:心臓が膨らんで血液を蓄えているときの圧力)が高い場合も、血管に負担がかかっていることに変わりはありません。上の血圧ほど直接的で大きなリスクではないと言われることもありますが、決して無視してはいけないサインです。
- 上の血圧が高いリスク
慢性的な圧力で血管がダメージを受け、心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳梗塞、腎機能障害などの重大な病気のリスクが高まります。 - 下の血圧が高いリスク
血管への負担が続くほか、加齢とともに「上の血圧」も高くなって将来的に上の血圧も高くなる可能性があります。


Q. 特に若い方で「下の血圧だけが高い」場合、どんな危険がありますか?
Q. 特に若い方で「下の血圧だけが高い」場合、どんな危険がありますか?
A. 比較的若い方に多く見られるのが「下の血圧だけが高い」という状態です。
これには2つの大きなリスクがあります。1つは、将来的に上の血圧も上がってきて高血圧が進行するリスク。もう1つは、背景に別の病気が隠れている可能性(二次性高血圧)があることです。特に血圧を調整するホルモンを出す「副腎(ふくじん)」などの臓器に病気がないか確認することが重要となります。
A. 比較的若い方に多く見られるのが「下の血圧だけが高い」という状態です。
これには2つの大きなリスクがあります。1つは、将来的に上の血圧も上がってきて高血圧が進行するリスク。もう1つは、背景に別の病気が隠れている可能性(二次性高血圧)があることです。特に血圧を調整するホルモンを出す「副腎(ふくじん)」などの臓器に病気がないか確認することが重要となります。
- 二次性高血圧(にじせいこうけつあつ)のリスク
若年層の下が高い高血圧では、副腎(ふくじん)などのホルモン異常をきたす病気が隠れている場合があります。 - 将来の高血圧進行の予防
若いうちから下の血圧をコントロールすることで、将来的に血圧がさらに上昇するリスクを抑えることにつながります。


正しい血圧測定の方法とポイント
Q. 自宅で血圧を測定する際、どんなことに気をつければよいですか?
Q. 自宅で血圧を測定する際、どんなことに気をつければよいですか?
A. ご自宅での血圧測定では、いくつか誤った測り方をされやすいポイントがあります。正確な数値を測るために、以下の点に留意してください。
まず、測定する位置(カフを巻く位置)を「心臓と同じ高さ」にすることです。腕の位置が下がっていると、重力の影響で血圧が高めに測定されてしまいます。テーブルなどに腕を置き、力を抜いてリラックスした状態で測定しましょう。
また、思い出したときだけ気まぐれに測るのではなく、「毎日同じ時間に測る」ことが非常に大切です。
A. ご自宅での血圧測定では、いくつか誤った測り方をされやすいポイントがあります。正確な数値を測るために、以下の点に留意してください。
まず、測定する位置(カフを巻く位置)を「心臓と同じ高さ」にすることです。腕の位置が下がっていると、重力の影響で血圧が高めに測定されてしまいます。テーブルなどに腕を置き、力を抜いてリラックスした状態で測定しましょう。
また、思い出したときだけ気まぐれに測るのではなく、「毎日同じ時間に測る」ことが非常に大切です。
- 心臓と同じ高さ・リラックスした姿勢
上腕にカフ(腕帯)を正しく巻き、腕をテーブルに置いて心臓の高さに合わせ、力を抜いて測定します。 - 毎日同じ時間の測定
測定条件を一定にそろえることで、血圧の正しい変動パターンや、薬の効果を正確に判断できるようになります。


Q. 朝と夜で血圧の値が変わるのはなぜですか?
Q. 朝と夜で血圧の値が変わるのはなぜですか?
A. 血圧はライフスタイルや高血圧のタイプによって、朝が高い方や夜が高い方など個人差があります。
例えば、朝の血圧が高い方は、夜間眠っている間に血圧が上がっている可能性があります。朝と夜の双方で測定して全体の血圧パターン(血圧の日内変動)を把握することで、高血圧のタイプを正しく診断し、降圧薬(血圧を下げる薬)を飲むタイミングを適切に調整できます。
A. 血圧はライフスタイルや高血圧のタイプによって、朝が高い方や夜が高い方など個人差があります。
例えば、朝の血圧が高い方は、夜間眠っている間に血圧が上がっている可能性があります。朝と夜の双方で測定して全体の血圧パターン(血圧の日内変動)を把握することで、高血圧のタイプを正しく診断し、降圧薬(血圧を下げる薬)を飲むタイミングを適切に調整できます。
- 血圧の日内変動(にちないへんどう)の把握
朝と夜の数値を比較することで、隠れた夜間高血圧や早朝高血圧を発見しやすくなります。 - 服薬タイミングの最適化
血圧が上がる時間帯に合わせてお薬の服用時間を変更するなど、より効果的な治療設計が可能になります。


クリニックからのメッセージ
健康診断などで「血圧が高め」と指摘されても、「様子見(経過観察)と言われたから」「まだ若いから」とそのままにされてしまうケースは少なくありません。
しかし、下の血圧だけが高い場合であっても、将来的な高血圧の進行や何らかの背景疾患が隠れているサインかもしれません。また、正しく血圧を測定してご自身の「血圧の傾向」を知ることは、大きな病気を未然に防ぐ第一歩です。
ご自宅での測定方法に不安がある方や、血圧の数値が気になる方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。専門医として、皆さまの健康な毎日をしっかりサポートいたします。
当院は不整脈診療に特化し、専門的な検査・治療から術後のサポートまで一貫して対応しています。不整脈に関する不安や症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
東京ハートリズムクリニックのYouTubeチャンネルでは、不整脈に関する正しい知識と治療情報を、専門医がわかりやすくお届けしております。
ご興味のある方は、下記リンクよりぜひご覧ください。
※本ページは一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療を示すものではありません。
症状のある方は医療機関にご相談ください。

