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【THR通信】健康診断で「期外収縮」と指摘されたら (2020年12月号)

【THR通信】健康診断で「期外収縮」と指摘されたら (2020年12月号)

 

こんにちは、高橋です。

 

健康診断の時期になると、

「期外収縮と指摘されましたが大丈夫ですか?」

という方々にお会いします

 

期外収縮は主に「上室性」「心室性」とわかれており、今回は「上室期外収縮」についてお話します。

 

健康な方でも100/日程度の上室期外収縮を認め、カフェイン、アルコール、ストレス、疲労などで増加することもあります。

 

血行動態への影響は少なく、症状がなければ治療対象となることはまれです。

もし、「脈が飛ぶ」などの症状を自覚する場合はホルター心電図などで上室期外収縮の出現時と症状出現時が一致するか確認する必要がありますのでご相談ください。

 

また、上室期外収縮の頻度が多い方は新規に心房細動発生頻度が高かったと報告されています。

将来の心房細動発症との関連が注目されており、検査を受けていただくことをお勧めいたします。

 

Dr:髙𣘺 健太

※毎週:月曜、火曜午前、水曜午前で外来診療中